八田智大は、国際舞台で活躍する日本人ピアニスト
1986年札幌市出身。5歳よりピアノを始め、10歳より札幌コンセルヴァトワールで学ぶ。日本国内のコンクールでは、PTNA全国決勝大会F級にて2年連続で銅賞・銀賞と洗足学園前田賞受賞をはじめ、その他数々のコンクールで上位入賞を果たす。第10回浜松国際アカデミー修了生。
2005年、北海道札幌平岸高等学校を学校名誉賞を受賞し卒業後、渡仏。パリ・エコール・ノールマル音楽院に入学。2006年にピアノ科の高等過程ディプロを満場一致で合格し、2007年には最高過程ディプロマを取得。その間、フジテレビ奨学金を受ける。2008年、パリ国立地方音楽院へ入学。2011年に審査員満場一致の首席でディプロム取得し卒業。2012年と2013年、国立ジュヌヴィリエ地方音楽院、室内楽科を審査員満場一致の最高位でディプロム取得。2010年にはポルトガル・カステロ・ブランコ国立芸術大学の大学卒業資格を取得。2016年同大学院最高得点の満点にて卒業。これまでに、遠藤真紀子、宮澤功行、ビリー・エイディ、パウロ・アルヴァレシュ、カイオ・パガノ各氏に師事。
マリア・カンピーナ国際コンクール(ポルトガル)審査員満場一致の賞賛付での第1位を受賞。ルドルフ・フィルクシュニー国際ピアノコンクール(チェコ)第3位とスメタナ賞、イスタンブール・オーケストラシオン国際ピアノコンクール(トルコ)で第3位ララ・マリアム王女国際ピアノコンクール(モロッコ)第3位と特別賞、アレクサンドル・スクリャービン国際コンクール(フランス)第2位、そして。ポルトー国際ピアノコンクール(ポルトガル)最年少セミファイナリスト、ロン・ティボー国際ピアノコンクール(フランス)セミファイナリスト。
17歳でロシア・サンクトペテルスブルグ・シェレメーチェフスキー宮殿にて、サンクトペテルスブルグ交響楽団とコンチェルト初共演、2009年にはフランス、メザン・アカデミーオーケストラ、2014年ポルトガルでケールシュ宮殿にてオーケストラ・モデンと、2016年アート・アンサンブルオーケストラと共演を果たした。フランスではパリ・コルトーホール、アンヴァリッド、パリ・オリンピア等でのコンサート出演、第25回パリ・ショパンフェスティバル、第11回・第12回カレ・ダス若き演奏家達の音楽祭にて演奏し、“ラ・レプブリック”紙をはじめ各地方誌等でも取り上げられ、高い評価を得た。パリ、プレイエル・ホールでの、” Bon AnniversaireMonsieur Chopin”ではフランステレビ・フランス 3にその演奏は録画され、放送された。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地・ルドルフィヌム・ドヴォルザークホールでも演奏。ポルトガル・国営ラジオ放送・ANTENA 2にて、”2010年度、ショパンの年・オープニングコンサートを任され世界ネットで生放送され、大成功を収めた。ほか、フランスの複数のラジオで日本、ポルトガルでのコンサートの演奏が放送されなど、メディアからも注目されるようになった。
2010年は日葡修好通商条約150周年としてポルトガル人ピアニスト・リカルド・ヴィエイラとの連弾デュオMusicOrbaムジコルバを組み、ポルトガル、日本、そしてフランスのパリ・ポルトガル大使館で共演を果たした。その後ソロと連弾デュオでの活動で、パリ日本文化会館、ポルトガルの各地で演奏。カーボヴェルド共和国ではポルトガル大使館・カモンイス院の招待によりプライア、ミンデロで日本人で初めてコンサートを行った。その他これまでにアメリカ、ドイツ、イギリス、スロベニア、インド、トルコ、パナマ、そしてキプロス共和国欧州文化都市パフォス2017でも演奏し、2018年3月、中国18都市ツアーを成功させた。
ディスクに、ポルトガルでカイル(AlfredoKeil)の作品、2016年にはダディ(JoaoGuilherme Daddi)だけを集めたCDが世界初録音され発売。
ピアノ連弾デュオMusicOrbaとしての初のCDも発売中。その他に、フランス人ヴァイオリニスト・クリストフ・ブリエール氏ともCD収録し発売中。
現在、パリ郊外イヴリン県の音楽院のピアノ講師及び伴奏ピアニスト。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員。フランス在住。